いっぱいたべたブログ

京都のおっさん雑記します。得意なテーマ探します。

緑黄色野菜ってなに?

どうも、いっぱいたべたです。

先日、副菜を食べるのに気を付け始めました。

 

onakaippaitabeta-deshi.hatenablog.com

その際、厚生労働省が一日野菜を350g食べることを推奨していて、そのうち緑黄色野菜を120gとる必要があるということを知りました。
で、日本の現状として男性は一日平均288.3g、女性は273.6gを摂取しており、うち緑黄色野菜については男性82.9g女性87.1g摂取しているという統計が出ているそうです。

ここで、ふと思ったのですが、緑黄色野菜って何でしょう?
名前的に緑とか黄色とか結構色の濃い野菜なのかな・・・と思っていましたが定義を調べてみました。
そこで、いろいろ見ていると厚生労働省の定義のようです。
厚労省の定義であれば公的に何か文書があるはず、ということで調べてみると・・・。

https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T210810H0060.pdf
この文書に行きつきました。
どうやら文部科学省が定めている「日本食品標準成分表」というものがあるそうです。

日本食品標準成分表2020年版(八訂):文部科学省
リンク先にエクセルの表があります。日本の食品についての標準成分がずらずらと書かれています。(作った方々お疲れ様です。えらいしんどかったと思います。)2020年に5年ぶりに改訂されたそうで、この表を栄養指導をするにあたってどう取り扱うかの通知が先ほどのPDFです。(どうやら改訂されるたびに通知が発せられるようですね。5訂版とかのファイルもあがっていました。)
この中の記載によると、緑黄色野菜とは、「原則として可食部100gあたりβカロテン当量が600μg以上」の野菜だそうです。「原則として」ということは例外もあるわけで、100gあたりβカロテン当量が600μg未満であっても摂取量、摂取頻度を「勘案」してトマトやピーマンなんかは緑黄色野菜として扱われているようです。これは、たくさん食べられているから含有量が少なくても緑黄色野菜として扱おう、ということですね。そうすると、トマトやピーマンなんかを含んで緑黄色野菜を食べた!っていうためには多めに食べないと栄養素としては足りないことになってしまいますね。
どんな野菜が緑黄色野菜か詳しく見たい方は厚労省のリンクの一番下に緑黄色野菜がすべて載っている表が載っていますのでそちらをご覧ください。
今の季節スーパーでよく見る野菜としては
・おくら
・アスパラ
・人参
・ピーマン
・パプリカ
・トマト
・小松菜
・サニーレタス
などでしょうか。
調べてみるとサニーレタスは緑黄色野菜ですが、レタスはそうじゃないそうで少しややこしいやつもいますね。あと、トマトやピーマンは600μg未満なのにいっぱい食べるから特別扱い連中です。表を見るとトマトは540μg、ピーマンは400μgだそうです。少し多めに食べましょう。あとピーマンについてはパプリカ(赤ピーマンってパプリカでいいんですよね?)になると1100μg、オレンジだと630μg、黄色いと200μgとなっていますので色によっては緑黄色野菜で無くなる点も注意!赤みが強い方が緑黄色野菜。黄色はだめ!なぜだ・・・。ややこしいですね。
大体の連中は色の濃いやつが緑黄色野菜で薄いのがそれ以外、という見分け方でいいようですが・・・。それで緑黄色野菜じゃないやつらは淡色野菜なんて呼ばれたりもするそうです。
ちなみにβカロテンは、体の中にビタミンAが不足している場合にビタミンAに変換されて使われる栄養素の代表です。その他にα-カロテン及やβ-クリプトキサンチンといったものも同様にビタミンAに変換されるそうですのでそれらが全部βカロテンだったら・・・という数字がβカロテン当量だそうです。
ビタミンAはお肌や粘膜の健康を保つために必要な栄養素だそうです。また、目を健康に保つためにも必要だそうで、欠乏すると視覚だけでなく味覚や嗅覚にも異常が生じるそうです。・・・。怖い。不足しないようにしないと・・・。
βカロテンにはビタミンAとしての作用以外にも抗酸化作用や免疫賦活作用もあるそうなので老化防止や風邪なんかの防止にもなるようで健康を保つうえで重要な栄養素といえそうですね。たっぷりとりましょう。
こう見てくるとビタミンAを主な基準として定められている厚労省の野菜摂取基準ということになりますが、ほかの栄養素も考える必要がある気がします。
ただ、国民全体に向けてざっくりの基準を発表する必要はあるでしょうからこれを採っておくと概ね健康な食生活、という基準なんでしょうね。少し調べてみましたが、わかりませんでした。またの機会に調べます。(調べたいものがまた増えてしまいましたが・・・。)

では、今日はこの辺で。それでは、また。